人間魚雷回天と桜

 

20歳前後の若者たちが この地から決死の覚悟で旅立っていった・・・

私は 幾度もの大病の後、この悲しい歴史の島を全国に発信しようと思った。

それが 小屋場 只只 の原点。

もうすぐ、13年目の桜が・・・

 

 

 

釜戸ごはん

 

ダイニングの片隅に 

陶芸家 内田鋼一の釜戸が ドーンと居座る

 

海辺に打ち寄せる木々をひろって 火をおこし

白米がほどよく おこげになって 炊き上がる

 

ふぐと 小魚と野菜のテンプラ

瀬戸内海の冬をしつらえて・・・

 

 

宿の窓

 

 

 

 

御客様は、宿からの景観を見ただけで

“ワァー”と云うため息だけなんです

 

そろそろ水平線に夕日が落ちる時期です

月も星も一年を通して一番の時期なんです

 

回天で散っていった若者たちも

全て切ない物語なんです

 

 

小屋場 只只の夏

 

大津島は新幹線を降りて約30分

人間魚雷「回天」の悲しい歴史をもつ周囲8kmの小島

砂浜と6ヶ所の名所あり

宿から180度の海と空と風

夕やけと月と星と瀬戸内海

すべてから逃れて...

 

 

 

 

ミニ・モーク

小屋場 只只 オープン時

人間魚雷「回天」と島のイメージに...と

探しあてたのがこの車。

 

不便と故障の連続ながら

今もお客様に主張し続けている。

ミニ・モークは老朽化のため、内田鋼一さんプロデュースの車にバトンタッチしました

 

ミニ・モーク(1994年 イギリス製)

島の桜

新幹線を降りて港まで約5分

順航船に乗り約20分で大津島に・・・

春には染井吉野と八重桜が約1ヶ月乱舞する

小屋場只只は、桜のトンネルをくぐりながらの一日一組の宿・・・

悲しみ、人間魚雷回天の歴史と共に・・・

 藤永俊雄「桜」「桜」 藤永俊雄/2014作

只只の冬

小屋場 只只の冬がやってきた。

 

水平線のど真中に落ちる夕陽

リビングのマキの暖炉

はえ縄漁発祥の地のふぐ料理

 

一日一組はさらに絞り込んで4名様までとした

 

この宿を創って12年

宿の御客様の日記帳を拝見する度に

つくづく満足感を越えた何かを感じる

 

yuuhi

茶会&内田鋼一展

茶会&内田鋼一展

茶会&内田鋼一展

只只から西約10kmの所 石柱庵にて、

茶会&内田鋼一展が催された。

 

夜は徳山港近くのイタリアンレストラン「ピアチェーレ」にて

伊藤まさこ&内田鋼一のトークショーが催され、盛況を呈した。

 

都会からの人が集まる、そんな大津島をめざして・・・

 

茶会&内田鋼一展